ひとり暮らし向けの賃貸アパートに多い「プロパンガス(LPガス)」物件。都市ガスと比べてガス代が1.5倍〜2倍近く高く設定されていることが多く、冬場に毎日お風呂に入っていると、ガス代だけで月1万円を超えてしまうことも珍しくありません。プロパンガスは会社や大家さんの契約で決まっているため、入居者が勝手に会社を変更することは不可能です。だからこそ、日々の使い方を最適化してガス使用量自体を減らす必要があります。本記事では、プロパンガスのガス代を限界まで下げる日々の工夫を解説します。
1. ガス消費の8割は「お風呂」であると知る
まず前提として、家庭で消費されるガスの約8割はお風呂(給湯)です。キッチンのガスコンロでの調理による消費は全体の1〜2割程度に過ぎません。つまり、ガス代を節約するならお風呂の湯沸かしとシャワーの使い方を見直すのが最も効果的です。
2. お風呂・シャワーの劇的節約テクニック
お風呂でのガス使用量を抑えるために、以下の習慣を徹底しましょう。
シャワーの時間を1分縮める
一般的なシャワーは、1分間流しっぱなしにすると約12リットルのお湯が消費されます。これに必要なガス代は約5円〜8円(プロパンガスの場合)。つまり、毎日シャワーを浴びる時間を3分短縮するだけで、1ヶ月で約500円〜700円の節約になります。こまめにシャワーを止める「こまめシャットアウト」を意識しましょう。
節水シャワーヘッドを導入する
最も手軽で効果が高いのが、市販の「節水シャワーヘッド」への交換です。3,000円程度で購入でき、水量を30%〜50%カットしながら水圧を維持してくれます。水量が減るということは、温めるお湯の量も減るため、水道代とガス代の両方をダブルで削減できます。※賃貸でも、退去時に元に戻せるように元のシャワーヘッドを保管しておけば交換可能です。
設定温度を「1℃」下げる
給湯器の温度設定を「42℃」から「41℃」または「40℃」に1℃下げるだけで、ガス消費量を約10%削減できます。特に夏場はシャワーの温度を低めに設定するだけでも大きな効果があります。
浴槽にお湯を張る回数を減らす、または溜める量を減らす
ひとり暮らしで毎日浴槽にお湯を張るのは非常に贅沢です。基本はシャワーにし、お湯を張る場合も浴槽の半分程度(半身浴)に抑えることで、お湯の総量を減らしましょう。
3. キッチンでのガス節約テクニック
お風呂に比べるとインパクトは小さいですが、キッチンのコンロでもガス代を浮かせることができます。
- 強火を使わない:鍋底からはみ出た炎は熱効率が悪く、ガスを無駄に捨てるだけです。中火以下を徹底しましょう。
- ケトルや電子レンジを活用する:お湯を沸かす際は、ガスコンロではなく電気ケトルを使う方が早くて安上がりです。また、野菜の下ゆでなどは電子レンジで済ませましょう。
- 鍋底の水分を拭き取ってから火にかける:水分がついたまま火にかけると、その水を蒸発させるために無駄な熱量(ガス)が消費されます。
まとめ
プロパンガス物件のガス代高騰に立ち向かうには、まず「お湯(給湯)の使い方」を意識的に変えることが重要です。特に節水シャワーヘッドの導入とシャワー時間を意識的に短くすることは、生活の質を落とさずに毎月数千円を浮かせられる強力な手段です。今すぐ給湯器の設定温度をチェックし、無理のない範囲で節約習慣をスタートしましょう。
